屋根診断技士

○社団法人屋根診断技士創設のお知らせ

 この度、社団法人全日本瓦工事業連盟は、当連盟認定資格制度として、既設住宅・建築物の屋根瓦の状況点検診断を行う資格制度として、屋根診断技士資格制度を発足いたしました。
 粘土瓦のルーツは、古代オリエント地方の発祥と言われ、日本の粘土瓦の歴史は、日本書紀に記され、崇峻天皇元年(西暦588年)朝鮮半島より4名の瓦博士が来日し、伝えられたものです。仏教の興隆と共に寺院建築を中心に広められ、その後江戸時代に重なる大火の反省から防火上民間にも用いることが出来るようになり、大きく発展し、日本人の特有の技術で我が国の高温多湿の気候風土に最も適した形状、性能等に改良を重ね、1400年の長期に渡り最高の屋根材として、立証されて参り、現在、セメント、金属系屋根材等多種多様化の時代においても、粘土瓦は屋根材のシェアー中50%を維持し、最高です。
 一昨年の阪神淡路大震災の発生により、昭和25年第1次建築基準法施工以前での粘土瓦葺き住宅が多数被害発生し、原因は建築物の構造の不備が主たる原因と結論されましたが、粘土瓦施工法においても、土葺き工法に問題があり、業界としても大きく反省をいたしております。大地震を契機とし、連盟として、地震・台風に耐える、耐震・強風軽量引掛桟工法を、全面的に推奨実施いたしておりますが、現在全国に阪神淡路大地震の被害住宅と同じ条件の住宅が1,000万戸以上あり、業界として、老朽住宅での瓦の脱落、漏水等の危険な屋根瓦を点検診断し、その実態を持ち主様に報告相談できる資格制度として、屋根診断技士の認定の準備を進めて参りました。
 まず、その資格者として、建設大臣認定の瓦屋根工事技士と、労働大臣認定の瓦葺き技能士の両資格を併せ持つ者とし、それら全国の対象者の中から、特別講習を実施し、社会的にも権威ある民間資格として、この度社団法人全日本瓦工事業連盟認定屋根診断技士資格制度を発足しました。第1次として、全国680名に資格交付し、今後住宅の所有者、使用者、建築業者等よりの依頼に対し、良心的かつ適正に実態を調査報告していきます。また、母子家庭・福祉適用家庭等役所ともご相談し、要請があれば、無料点検等の奉仕活動も実施し、一部軽微な補修等については、これも無償奉仕の実施も、併せて行うよう、傘下組合に指導しております。
 当連盟は、社団法人として、全国42都府県67団体約5,000事業所の組合員の全国団体として活動しており、今後一層社会に貢献するよう最善を尽くす所存でありますので、今後とも一層のご支援ご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。